2010年4月某日
第11回大会優勝のよろしく椎茸さんと1票差で2位になったないとくんに「オオギリ1万字インタビュー」を敢行してきました!
ネタ作りの方法論、オオギリへの想いなどなどオオギリに関するロングインタビューのレポートです。かなり長いので何回かに分割します。このトピックはpart1。
ご感想などはコメント覧にどうぞー。
それではご覧下さい!
※なお、優勝者よろしく椎茸さんへのインタビューは「大会DVDの特典映像」に収録される予定です。
【インタビュー開始】 質問者:私まっちゃん
-載せられないところはガンガン編集しますんで気軽にお答えください。
まずは、大会を終えての感想をお願いします。
1ポイントで負けて寂しいなって。負けは負けだからしょうがないけど。
誰がどんな回答してるか分かんないんですよ、やってる時は。
でも、ホムンさんがすげえウケてるのだけは分かって。
「あぁ、ホムンさんに負けたな」ってのが結果出る前の感想ですね。
自分が2位とは思ってなくて。そんなに良い回答出せて無かったんで。
-あれだけのハイレベルな解答だしても自分の中では納得がいってないと?
優勝に値することは出来てないなと。
2階堂さんが凄くて。持ってかれました。
あとは、サイトウさんの「これが出来たら鬼嫁」お題で「冷奴を温めて出す」って回答がウケてて。
それを聞いて焦りましたね(笑)
-他人がウケてると焦りますよね
一七セさんと椎茸さんは余裕がなくて回答が分からなかったですね。
結果として2位は思ったよりは行ったなと。満足ですね。
-本戦ファーストラウンドはどうだったんですか?
あれは良く出来たなと感じました。
終わったあとの休憩時間に、サトウキビさんが「良かったですよ」って言ってくれて。
これはイケるかなと充実した気持ちでしたね。
-ファーストステージの89票は今大会で最多得票ですもんね。
うーん、でもファーストステージの2階堂さんを見て「これ勝てねえよー」って思ったし、ホムンクルスさんの通過にも「今日も仕上がってるのか」って分かって、89票はそれほど自信に繋がらなかったですね。
サイトウさんもウケてたし。
-大会後に所属の「やるっきゃ原宿」(注:関東の大喜利集団)メンバーからは何かお祝いの言葉はあったんですか。
いやー、全く無かったですね(笑)
-ないとさんは「やるっきゃ原宿」所属なんですね。
そうですね、ライブにも出させてもらったし。
それと、元々やるっきゃ原宿のリーダーてにをはさんにだいぶ憧れていたので。お手本にしてました。
-なるほど。ところで、ネタ作りのコツってありますか?
んー、そうですね。
写真お題だと、なるべく遠くの状況をくっつけるってのは意識してますね。
-例えば今大会の写真お題ですと「アフリカのサラダバー」「サラダを食べ過ぎた翌日のゲロ」って回答をしてますが。
お題の写真↓
あー、遠くに行ったけど写真にはちゃんと戻るみたいな。
レストランにはぜんぜん見えないけど、サラダバーで写真に寄せるって狙いですね。
-まずはレストランって単語が思いついたってことですか?
あん時はまずサラダバーって単語が思いつきましたね。
草を食べてる→サラダ→サラダバーって流れで。
サラダバーって発想は他の人もすぐには思いつかないだろうなと。
あとは写真が大自然ってところから、アフリカでまとめました。
「サラダを食べ過ぎた翌日のゲロ」って回答の方はサラダが頭に残ってて。
食べるのとは逆に、出させたら分かりやすくて面白いのかなと。
-確かに4分の制限時間だと何個も面白いワードを見つけるのは難しいですもんね。1つ見つけたらそこで粘るのはアリですよね。
そうですね。
-お次は生オオギリでの戦略について質問です。チャンピオンのよろしく椎茸さんですと、絵を練習しておくそうです。いくつか練習しておいて、お題で使えそうなのを最初に出して掴みにするって聞いたんですが。
そういう戦略はありますか?
絵は苦手なんで。
-面白ワードをいくつかストックしておくってのはやりますか?
基本的には面白ワードのストックもしないですね。それに縛られそうなので。
それ出さなきゃ出さなきゃで終わりになりそうなんで、基本出たとこ勝負ですね。
1つのお題に1個ないし2個良い回答出せばよいんじゃないかって考えてます。
手数も大事なんですけど、それよりも時間かけて質を上げることに今回は集中しましたね。
-なるほど。ないとさんは他の人より長文の傾向がありますよね
あれだけ長い回答ってなかなか生オオギリでは見ないですよね。
あれはね、ブラックマヨネーズの影響ですよ(笑)
-ブラックマヨネーズ??
うん、ブラックマヨネーズって漫才でもフリートークでも凄い長いツッコミしてて、あれが大好きなんですよ。
オオギリ以外の普通の会話でもウケたいじゃないですか。
で、飲み会とかでもブラマヨみたいに長文でワーッってボケるのを意識してて、オオギリでもそういう感じになったのかなって思います。
-へーっ、意外なとこから影響を受けていたんですね。
ネットでのオオギリもそうなんですか??
ネットでは逆に削りたいです。長文回答はあまり書かないですね。
好き勝手に書いて一人だけでも票を入れてくれれば良いやって(笑)
頭脳バトル(注:MIXIの大喜利コミュ)とかだと3つ回答書けるから、1個2個遊んでも良いかなって。そういう楽しみ方ですね。
こないだもさだまさしの替え歌ネタ書いて、一人だけ投票してくれてすげえ嬉しかった(笑)
-ネットと生でオオギリの違いってあります?
んー、ネットだと後々、語り草になるような回答が出るのが面白いですねー。
-あー、ネットだと回答出すまでに何日間か考えられますしね。
あとは生は基本ヒアリングなんで。見せる事が出来ないし。
受けての姿勢も違いますしね。
生だと言い方ともあるし、声が小さかったら聞こえないとか。
あと噛んだら終わりとか(笑)
噛んで言い直してウケた事ないですもん。笑いって奥が深いです。
-以前から思うんですが、お笑いとオオギリって必ずしもイコールではないですよね?
そうですね。
漫才とかコントは事前に用意しておくって物だし。
オオギリはどっちかって言えばフリートークに近いですよね。
オオギリのお題が、フリートークの話題みたいな。
-確かに話しが面白い人は生オオギリも強い傾向はあるかもしれませんね。
デスサトウキビさんとか面白いですもんね。
-逆にホムンクルスさんは純然たるオオギリ職人ってイメージですね。
めちゃくちゃ好青年ですしね(笑)
ネタでは激しい事も書くけど。
【part2に続く】