2010年10月21日木曜日

第12回天下一準優勝者パンナム航空さん&俺のランボルギーニさん 1万字インタビューpart3

では、1万字インタビューの最後です。
俺のランボルギーニさん、パンナム航空さん、お付き合い頂きありがとうございました!


 
インタビュアー:天下一主催松澤→松、俺のランボルギーニ→ラ、パンナム航空→パ  

ひょうきんなポーズをする俺のランボルギーニさん


【お題について】
松:あとお題はどうでした?
 本戦やっててちょっと難しすぎたかってヒヤヒヤしてたんですよ

ラ:難しいってことはないでしょー

松:なんか客席に大喜利見るのが初めてって人もいたから、その人にとってコレちょっとヒネりすぎたかと。
  やってる側にとっては別に問題なかったですか?

ラ:全然大丈夫でしたよ
  最後の「ハイテンションなヒーローはこうやって敵を倒す」だけはね、まったく何も思いつかなかったですね。

パ:写真お題を全然ポアロ系でやったことがなかったんで新鮮でしたね
  パンダの奴が全然思いつかなかったですけど

ラ:パンダの写真多いですよ、絶対!
  パンダと浸水してるやつとピエロとか自衛隊とかが多いから、予習しとかないとダメですね
  浸水してるのなんてめちゃくちゃ多かったですもん

松:ええ、ですね。
  だから、本戦では出さなかったんですよ

パ:ピエロとかは、めすっちさんがすげえ練習したって言ってましたよ(笑)

松:予選終わってから妹尾さんに「絶対松澤さん、動物お題好きですよね」って言われて、顔赤くなっちゃいましたよ。悟られてるって。
  なんか気がついたら半分くらい動物のネタになっちゃってましたもん。

ラ:パンダばっかりだもん!

松:やっぱり動物好きだから、自分で答えたいお題ってなると動物ものが多くなっちゃいましたね、無意識に。
  それは見透かされたなーって恥ずかしかったですね(笑)

パ:あ、お題といえば松澤さん、天下一のサイトでポアロ大喜利っぽいお題とかネット大喜利っぽいお題って書いてたんですけど、どういう事を指してるのか全然分かんなくて

松:あー、それ結構聞かれてたから、どっかで書こうかとは思ってたんですよね。
  僕の解釈ではポアロ大喜利で一番象徴的なのは
  「海より深い青」「燃えるような赤」のように色を表現してください、とか
  「キノコをとると大きくなる」「フラワーをとると火の玉を出せる」みたいなマリオのパワーアップ
  みたく最初に1~2個くらい例示を出して、がっちりルートを決めて、まずここで勝負しようぜってお題を出すと。
  で、最初の5分くらいはその振れ幅の中でボケて、後半の5分でワーッと拡散してそれぞれのカラーを出しにいくって感じを受けたんですよ。わー、コレ面白いなって。

ラ:ほー、ほー。
  俺なんてすぐ逸脱しちゃいうからなー。

松:んまあ、それが僕のポアロ大喜利的なお題の象徴ですねえ。
  どうですかねえ、合ってますかねえ、この解釈?

パ:そうですねー、確かに良くみる感じではありますね

松:お題が丁寧っていうか、お題に対して愛があるなーってすごい思ったんですよ
  1題1題ちゃんと答えてあげよう、このお題を大事にしよう、って感じがすごい出てて、うわー愛があるなーって思って。
  んで答えたくなるお題が多いですよね、面白そー、やりてーって思うお題が多いです。

ラ:僕は逆に苦手なんですよね
  お題に忠実になるとウケる気がしないんですよ、自信がないですね

松:ネット大喜利的なお題は逆に広いんですよ、ほとんど制約をつけなくて。
  「お坊さんが激怒してます。なんで?」ぐらいのお題ってあるじゃないですか。
  もう、任せました!って感じのお題が多くて。
  これはネット大喜利やってる人は大喜利歴が長かったりで、膨大な既出解答のアーカイーブがあるから、そこから外してどれだけ突飛な事言えるの?新しい事言えるの?っての勝負なのかなと思ってます。
  受け手の知識があるから、広いお題でもそれが自然に制約となってヤレちゃう、みたいな。
  まあもちろん、それだけじゃないですけど。

パ:ほうほう、なるほど

松:っていうので、今回は色んなパターンのお題を作ってみました
  前までの天下一ではお題がmixiコミュ的なやつばっかりだったんで

ラ:お題で決まりますからねー、糞大事ですよね
  絵で答えられるやつが一番ですよ

松:それ、俺ランさんが漫画家だからじゃないですか!

パ:いいなー、俺、絵かけないからなー


【会場の雰囲気】
松:あと今回、会場の反応がいつもにも増してシビアじゃなかったですか?
  それが司会席にいてドキドキしちゃって。

ラ:でも全部のお題、なんかしら1回は絶対にウケてましたよ

松:ウケてたんですけどね。
  でも、ウケない回答には客席がピクリともしなかったんでうおー、厳しーって感じましたね。
  前回よりも静かな時とウケる時のメリハリが凄かったなあと。

ラ:あー、それはありましたね。
  ウケないようなお題出さなけりゃ良いんじゃないですか?

松:んー、逆にウケないのがあってもそれはそれでガチ感が出て、天下一のシステム的には良いんじゃないかって意見も聞いたんですよね。

ラ:ガチですからねー、何回聞いてもお題教えてくれないんすよ

松:当たり前ですよ!


【自分の大喜利に影響を与えたもの】
松:ハンター&ハンターのキャラでそれぞれを例えてみます?

ラ:ああ、僕はズシですね
  ズシだと思います

松:いや、ズシじゃ無いですよ。
  俺ランさんは陰獣のヒルを体内に飼ってるやつですよ。

ラ:えー、うそー、やだー
  
松:で、ネイノーさんはゴンって印象なんですけどね

ラ:ちびまるこちゃんだったら、僕は山田ですね

松:それはそうですね、間違いない

ラ:ああ女神さまだったらヴェルダンディーです

松:そうですね。
  パンナムさん、大喜利に影響受けたマンガってあります?

パ:ありますけど多分、分かんないですよ。
  まず古賀亮一さんで「ニニンがシノブ伝」書いてる人ですね。
  あとは田丸浩史さん、「ラブやん」の。

ラ:あー、聞いたことはありますね

松:その他だとなにから文化的教養を得たんですか?

パ:んー、なんだろうなあ、兄貴の部屋にあったラノベを読んで。
  天地無用とかフォーチュンクエストとかロードス島とか。

松:そういうのにインスピレーションを得て大喜利に活かしてると?

パ:いやー、大喜利には活かしてないんじゃないですかね(笑)
  大喜利の入り口は、そうですね、内Pですねー。
  内Pを見てて、ネットのチャットで内P的なのを5年くらい前からやってましたね。

松:なるほど。
  俺ランさんはあるんですか、自分の大喜利に影響受けたものって?

ラ:なんだろうなー。
  んー、全部ですね、これっていうのはないですね。
  生活の色んなもんからインプットアウトプットしてますね。

松:まー、そりゃあそうですよね。
  なんか、自分が好きなジャンルをネタに書くとウケる率が高くないですか?

ラ:たしかにたしかに。
  まっちゃんも好きなのありますもんね、猟奇的なのとか

松:そうですね。
  猟奇的な未解決事件とか怖い話とかそういうの好きなんで、大喜利の解答としてなんとか皆に伝えたいなって思ってますからね。
  内臓がどうこうとか脳みそがどうこうとか。

ラ:芸能人でもありますもんね、持ち芸能人みたいなよく使う芸能人。
  僕は兵藤ゆきなんですけどね。

松:兵藤ゆき、ほんと俺ランさん良く出しますよね

ラ:おっぱいバレーってあるじゃないですか。
  あれで兵藤ゆきが先生で「勝ったらウルフカット見せてあげる」って感じの解答書いたらすげえウケて。
それ以来だいぶ使うようになりましたけどね

松:パンナムさんはありますか、持ち芸能人?

パ:そうですねー、んー

ラ:魚とかでも良いですよ。
  僕はサバを良く出しますけどね。
  あとはバッタ。狂ったデカいバッタって良く出すんですよ、全然ウケないんですけどね。

パ:んー、決まったやつってのはないですね。
  出した記憶があるのは川島なおみ位ですね。

ラ:好きなんですか、川島なおみ?

パ:いえ、好きでも嫌いでもないです(笑)


【次大会にむけて最後に一言】
松:じゃあ最後に。
  次大会に向けてひとこと下さい

パ:おー、そうですね
  勝ちたいですね、やっぱり勝ちたいです。

松:優勝?

パ:そうですね。
  でも、今回シード選手の方が結構奮わなかったので怖いですね
  まだ見ぬ実力者が出てくるんじゃないかと

ラ:出てくるでしょうね
  そこはまっちゃんのスカウト能力にかかってますね

松:そうですねー、屈強な外人とかスカウトできたら面白そうですね

パ:前回準優勝ってことで、なんかレッテルを貼られてハードルあがっちゃうんじゃないかなーって。
  それが心配ですね。

ラ:あー、それは必然あるでしょうね。
  だから次は整形していこうかなって、バレないように。

松:俺ランさんは、次大会に向けてひとことありますか?

ラ:優勝です、優勝!
  もうどっちにしろ、準優勝したんで優勝以外は悔しいと。
  どんなに善戦しても優勝しないと名前も残らないし賞金も貰えないし、悔しくて。
  だから、景気付けするためにも予選には出たいんですけどね。

松:じゃあシード権蹴ります?

ラ:だから、蹴って、負けても本戦出れるんなら蹴りますけど

松:ダメですよ、そんな虫の良い!

パ:シード権もらったのでそれに恥じない戦いをしたいですねえ

ラ:うん、そうですね。  

松:それではインタビューは以上です。
  お二方、長々とありがとうございました!