さまざまな大喜利イベントの代表者を集結し、11月に行われた『ハガキ職人ナイトEX』
その主催である本多平八郎さんと、企画運営を担当された田村Rさんへのインタビューの続きです!
なお、ハガキ職人ナイトEXの様子は
【ユーストリム】http://www.ustream.tv/recorded/11035694
でご覧いただけます。
●インタビューpart1はコチラ
【好きなハガキ職人】
松:特に好きなハガキ職人さんっていらっしゃいますか?
田:中高生くらいの時から凄く憧れるハガキ職人とかはいました。
録音したラジオを繰り返しては、よく採用されてるはがき職人のネタの書き方を参考にしたり。
それは今に繋がっていると思います。
本:もう、特にというか、ハガキ職人みんな好きなんですよね。
松:もともとハガキ職人ナイト始める際って、本多さんが声をかけたんですか?
本:そうですね。
私が面識ある方ってのも条件ですけど、人前にたってネタを披露するのに向いてるだろうなって人にお声かけしました。
松:一回目のレポを見たら、出演者がとんでもなく豪華ですよね。
南海キャンディースの山里さんとか、せきしろさんとか。
本:もともと、そういうイベントをやりたいってのはせきしろさんに相談していたんですね。バカサイの選者の。
で、せきしろさんの方でも「好きにやって良い」っておっしゃられてたんで。
それで南海キャンディースの山里さんに司会をお願いすることになったんですよ。
松:ははあ、なるほど
本:あとは「ハガキ職人たちがこういうイベントやりますよ」ってラジオのパーソナリティーさん達に広めた結果、ああいう凄い人たちにお集まり頂けたんですよ。
一回目は伝説ですねえー。
松:それ以前には、ハガキ職人さんたちの交流ってあったんですか?
本:そうですね、集まってオフ会したりってのは前からちょくちょくありました。一番多い時は50人集まったりとかで。
で、僕が大学4年の時に何かやりたいなって、ハガキ職人ナイトを初めたんですね。
田:今でこそ大喜利の方たちとも交流させてもらってる僕ですけど。
ハガキ職人ナイト1回目の時に本多さんが声をかけてくれなかったら、そういう事も無かったんだなって。
ほんと、命の恩人といっても過言じゃないくらい大切な人なんですよ、本多さんは。
本:いやいやいや(笑)
私の方こそ第1回から皆勤でずっと出演して頂いてるので凄く助かってます。
オールスター感謝祭でいえば、唯一皆勤してるのは渡辺正行さんくらいしかいないんで。
田:そろそろリーダーって呼ばれても良いんじゃないかと思ってます(笑)
【大喜利と投稿の違い】
田:投稿はずっとやってきたけれど、大喜利に関しては始めたばかりなんで。
大喜利実力判定考査の予選を毎回見にいって「大喜利のプレイヤーって凄いなあ」と衝撃を受けました。
子供の頃から憧れの存在といえばハガキ職人だったんで。
大喜利界の実力者たちのぶつかりあいを見て、黒船を見た坂本竜馬みたいな気持ちでした。
松:開国を決意するくらいの衝撃じゃないですか(笑)
田:ハガキ職人サイドから見ると、やっぱり大喜利の方々が出される回答って斬新なんです。
松:というと、どういう違いを感じるんですか?
田:アドリブに強いなって感じましたね。
ラジオや雑誌は投稿まで時間有りますけど、大喜利は即興で考えるので。
僕は、どうしても苦手なお題だと全然回答が出てこないんですけど。
大喜利に慣れた人は、自分に苦手なお題でもそれに合わせるのが上手いなと。
投稿との違いでは、それを感じましたね。
松:なるほどなるほど。
投稿だと、ちょっとボケづらいコーナーだなってのには送らないで、得意なコーナーに集中して送るとかって感じなんですか?
本:そうですねー、ラジオとかですと結構複数のコーナーがあったりするので。
やっぱり得意コーナー、苦手コーナーって出ちゃいますよね。
田:人それぞれだとは思うんですけど、僕は苦手コーナーはある程度スルーして、得意コーナーに力を注ぎます。
松:なるほど、そこは確かに大喜利とは違うのかもしれませんね。
大喜利だと苦手お題でも答えざるを得ないですもんねー。
田:僕自身、何十、何百と色んなとこに投稿しましたけど。
「ここ、あんまり採用されないな」「選んでる人の好みと違うのかな」ってところはスパっとやめちゃうんですよねえ。
ただし、ここはもう自分に合うなってところはトコトン送ります。
なもんで、全然採用されないところもあれば、アホみたいにむちゃくちゃ採用されるとこもあるっていう両極端な人間ですねえ。
【好きなお題、苦手なお題】
松:どういうお題が得意ですか??
本:たぶん田村さんは自由度高いほうが好きなんだと思うんだけど、私は逆に苦手ですね。
ある程度制約があるほうが答えやすいですね。
田:やりやすいって意味では穴埋めですね。
このおとなしい文を、どれだけハッチャケた世界にひきずりこめるかと。
おとなしい物をぶっ壊すことにやりがいを感じますね。
本:なんとなく田村さんの世界観が分かってきました(笑)
松:カチッとした秩序があると壊しがいありますよね。
田:そうですね。何やっても許されるってのよりは、ある程度縛りがあって、そこから壊していく感じが好きですね。
そういう想いの元となってるのは「人と違うことがしたい」っていうすごく素直な想いから来てるんだと思います。