2011年2月3日木曜日

大喜利天下一武道会の傾向と分析 その2『審査について』

大喜利天下一武道会の分析、その2でございます。




二:見学・出場含め会場に居る全ての者でジャッジする

【お客さんの層について】
審査員制度ではなく、総投票制を採用しています。
この制度の場合、「会場のお客さんがどんな層か?」によってだいぶツボが異なると思います。
これまでの大喜利天下一武道会のお客さんは
予選においては、8~9割が「大喜利を相当やりこんでる人」
本戦においては、7割が「大喜利を相当やりこんでる人」、3割が「大喜利未経験者」というくらいの割合です。
ですので、大喜利的下地がしっかりあり、ネタの審美眼をしっかり持ってる方がほとんどです。
その点「なぜこの人が通過したの??」的なブレはほとんど感じないかと思います。

【投票する人をどうやって選んでいるのか?】
すべての人が「各ブロック1番面白いと思った人」に票を投じます。
この「1番面白いと思った人」をどうやって決めているのか?
その決定方法を数十人にアンケートしたところ、みなさんさまざまな審査方法を利用していました。
が、特に2つ、採用人数が多い方法がありましたのでご紹介します。

(1)回答ごとにポイントをつけ、合計点が一番高かった人に入れる。
面白い回答は1pt、特に面白い回答は2ptとポイントを決めておき加算していく方式ですね。
パンフレットなどにポイントをメモするわけです。
この方法を用いている方はかなりいました。

(2)すべてのお題通して、1番面白かった回答を出した人に入れる
手数は無関係、とにかくドデカイのを1発出した人に入れるという方式です。
これは大喜利未経験者(見学者)の方が多く採用していました。

つまり審査から逆算して採用しうる戦略は
・ヒット性の回答を数出してポイント重ねにいくか
・はたまたホームランを1発狙いにいくか。

のどちらかになるのではないかと思われます。

その3に続く…